ペットの供養の方法とお仏壇の選び方。おしゃれでかわいい仏壇でペットをいつも身近に

ペット

家族の一員であるペットが亡くなったとき、供養をしたいと思うのは自然なことです。しかし実際の方法や手順がわからず、どんな供養をすればいいのか迷っている人もいるのではないでしょうか。この記事では伝統的な宗教の考え方に縛られない、飼い主様の気持ちに寄り添った供養の方法や、身近に置けるお仏壇を紹介します。

ペット供養とは?

オープン仏壇MANAZASHI
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宗教によって細かな解釈は異なるものの、人とペットは分けて考えることが一般的です。しかし、亡くなったペットに対しても人と同じように感謝を伝えて弔いたい、手をあわせたいという気持ちから供養を行う人もいます。こうしたペットのための供養は「ペット供養」とも呼ばれます。

ペット供養の流れ

ペット供養に特別な対応はいらず、基本的な流れは人の供養と同じです。愛するペットを弔うための手順を4つに分けて解説します。

葬儀

ペットが亡くなってすぐは悲しさが募るかもしれません。気持ちが落ちついたら、ペット専門の葬儀を執り行っている業者に相談し葬儀の内容と日程を決めます。ペットのお葬儀は必ず行わなければならないわけではなく、省略される方もいます。

火葬

葬儀を終えた後、火葬を行います。火葬の流れは葬儀社やプランによって異なりますが、多くの場合、火葬の前にはお別れの時間が設けられています。最後に亡くなったペットへ感謝の言葉を贈りましょう。その後、場内にある火葬場で遺体の火葬を行って、お骨拾いなどをします。

納骨

火葬後、納骨となります。遺骨を他の飼い主様のペットとまとめて埋葬する合同墓や、単独で埋葬する個別墓など、人によってさまざまです。返骨がある場合や愛するペットを身近で弔いたいという人の場合は、自宅に持ち帰って「ペット仏壇」などのそばに置いて供養することもあります。

ペット仏壇とは?

近年では自宅でペットを供養したいという飼い主様向けに、幅広いデザインや価格帯の「ペット仏壇」が用意されています。しかし供養という意味では、必ずしもペット専用のお仏壇でなくてはならないというわけではありません。仏壇店・ペット供養専門店・ペット葬儀社などと相談して、愛するペットにふさわしいお仏壇を探すことが肝要です。お部屋の雰囲気にあったお仏壇を選ぶと、なお良いでしょう。参考までに、さまざまな形のペット仏壇を紹介します。

小型仏壇(箱型)

ご本尊を入れたい場合やホコリが気になる方には「小型仏壇(箱型)」がおすすめです。種類によっては横幅・奥行きが20cm、高さが35cm程度と、両腕で抱えられるサイズのお仏壇もありますので、来客があった際に目につかないようにしたいという方に適しています。

オープンタイプ仏壇

遺骨だけでなく、リードなどの思い出の品や写真等を飾りたい方には「オープンタイプ仏壇」がおすすめです。、屋根がないタイプでより家族の目に留まる機会が多いため、折に触れてペットのことを思いだしたいという方に向いています。

フォトフレーム一体型

お部屋のインテリアに馴染みやすいお仏壇を検討されている場合はオープンタイプ仏壇の中でも「フォトフレーム一体型」が良いかもしれません。玄関先やシェルフやベッドサイドなど、身近な場所に置けるコンパクトなデザインですので、住環境を選びません。愛するペットの写真とともに思い出の品物を飾るメモリアルステージにもなりえる、万能なお仏壇です。

仏壇の他にあったら良い仏具・お供えもの

基本的にペット仏壇の要になるのは「写真立て・お骨(骨壺)・位牌」の3つです。すべてを用意しても構いませんし、ひとつだけでも想いがあれば充分、弔いになります。しかしながら丁寧な供養を望んでいる場合には、それだけでは寂しく感じる人もいるでしょう。その場合は以下の思い出の品や仏具をつけ足すことで、よりしっかりとした供養が可能になります。

首輪など生前身につけていたもの

好きだったおもちゃ

供物台(食べ物用)

花立

火立(ローソク立て)

香炉(線香立て)

おりん

最近ではペットフードのかたちをしたキャンドルなど、それぞれの嗜好や住環境に合った仏具がありますので、気に入ったものを探してみてください。

供養の仕方を考える…その時間がペットの弔いに

生前のペットを思い出しながら供養の仕方を考えること、それだけでも大切だったペットへの弔いになります。さらにお仏壇を用意して手を合わせることができれば、飼い主であるあなた自身の気持ちの整理にもつながるはずです。ペットを失った悲しみを少しずつ和らげながら、あなたのペースで進んでいきましょう。