手元供養で故人とずっと一緒に。遺骨アクセサリーがその願いを叶える

手元供養

大切な人との死別は、心のどこかで覚悟をしていても、いざそのときが訪れると、悲みはとても深いものになります。そして、「ずっとそばにいてほしい」と願う気持ちは、誰もが抱くでしょう。その願いを叶える方法があります。それが、遺骨アクセサリーです。

遺骨アクセサリーとは、遺骨の一部を納めて身につけられるようにしたアクセサリーです。見た目は普通のアクセサリーと変わらず、普段から身につけられる自然なデザインです。遺骨アクセサリーを身につけると、大切な人の存在をそばで感じられるでしょう。一緒に歩いた散歩道で思い出を懐かしんだり、初めて訪れる旅行先で、新しい思い出をつくることもできます。

そんな遺骨アクセサリーですが、「遺骨をペンダントに入れるなんて故人に無礼ではないか?」「仏教のしきたりから外れているのではないか?」といった不安を抱かれる方も少なくありません。

この記事では、遺骨アクセサリーの不安にお答えしながら、遺骨アクセサリーのメリット・デメリットや遺骨アクセサリーの種類についても解説します。

手元供養で多くの人が考える3つの不安

遺骨アクセサリーは手元供養という、比較的新しい供養の方法になります。手元供養とは、故人の遺骨を分骨し、自宅で保管して供養することです。最近では大切な故人を身近に感じていたいという人の気持ちに寄り添う供養の仕方として、多くの方々に親しまれています。

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ここからは、手元供養で多くの人が考える3つの不安についてお答えしていきます。

仏教的な決まりに対する不安

結論から言うと、手元供養によって分骨をしても問題はありません。

分骨をすると「成仏できない」とおっしゃられる方がおられます。しかし、 分骨は古くから行われていた習慣です。また、仏教的にも成仏ができないという事は言われておらず、根拠がないのです。

法律に対する不安

手元供養で遺骨アクセサリーを用いることは法律上も問題はありません。

法律で禁止されている行為は、墓地以外の場所に埋葬することです。手元供養や、遺骨アクセサリーは分骨した遺骨を、自宅などに保管する行為になるため、埋葬にはあたりません。

遺族の心持ちによる不安

遺骨をアクセサリーに入れる、またはアクセサリーに加工するという行為について、自らの行いが良いものか、自信をもつことができない方もおられます。

遺骨アクセサリーは、大切な人への想いがこもった形見とお考えください。大切な人の写真を切り抜きペンダントにいれて持ち歩くように、遺骨をペンダントにいれて持ち歩くのです。

また、遺骨アクセサリーは多くの方が取り入れていますのでご安心ください。

遺骨アクセサリーのメリット・デメリット

遺骨アクセサリーにはメリット・デメリットがあります。

メリット

肌身離さず、身につけることができるのが最大のメリット。大切な人と、思い出の地を巡ったり、旅行に行ったりできるのは、遺骨アクセサリーだからこそです。

デメリット

紛失の恐れがあることです。また、ジュエリーという形態のため、窃盗などに入られた場合、標的にされやすいという点もあります。普段から置き場所を決める、防犯対策を行うなど、しっかりと管理することをおすすめします。

遺骨アクセサリーの種類

手元供養は日々進化し、新しい商品が随時発表されています。

ここでは遺骨アクセサリーの代表的な5種類を紹介します。

ペンダントタイプ(金属)

金属製のペンダントタイプは、現在、最も普及している遺骨アクセサリーの形です。

トップの部分に遺骨を納めます。金属部の素材はさまざまでステンレスや18金まであります。商品によっては天然石を用いているものもあります。遺骨が入るトップは、大きそうに感じられますが、実際には小ぶりです。

ペンダントタイプ(木製)

木製のペンダントタイプで、金属製と同じくトップの部分に遺骨を納めます。

木製なので燃やすことも可能。ご自身が亡くなった際に、棺に入れてもらうことができます。

リングタイプ

リングの中に遺骨を納めるタイプや、遺骨を樹脂などで固めてリングに取り付けたものがあります。

指輪は常に身につけておきやすいため、紛失しにくいメリットがあります。

ブレスレットタイプ

ブレスレットタイプは、バックル部分に遺骨を納めるタイプが主流です。

女性的なデザインの多い遺骨アクセサリーのなかでは、比較的フォーマルで男性向けの商品も多いです。数珠タイプのものもあります。

ダイヤモンド

遺骨から炭素を取り出し、高い温度と、高い圧力をかけることで人工的にダイヤモンドを生成した遺骨アクセサリーです。ダイヤモンドを生み出すため、費用は高額になります。

「大切な人といつまでも一緒にいたい」

そんな願いを叶えてくれる遺骨ジュエリーは、すでに多くの方々が取り入れています。

肌身離さずつけることができるので、ちょっとしたお買い物から、家を長い間あけてしまう旅行にもいくことが出来るでしょう。

大切な思い出を抱きながら、新しい思い出をつくってください。