【お盆の提灯】おしゃれなものから伝統型まで盆提灯の種類を紹介

お盆

お盆の時期、盆棚の前などで柔らかく灯る盆提灯。自宅用や贈り物で購入する際、どのようなものを選べばよいか迷っている人もいるでしょう。最近ではいろいろな種類の盆提灯が販売されています。この記事では盆提灯の役割や種類、置き場所などについてまとめて解説します。

盆提灯とは?役割・飾る意味

和照灯 霞白菊
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ただし、一般的に浄土真宗では特別な盆棚やお盆飾りを使用せず、お仏壇も通常の状態にするのが正しいとされています。

提灯の種類

盆提灯にはいろいろな種類があります。ここでは盆提灯を選ぶ際に参考になるように、種類ごとの特徴をわかりやすく解説します。

白提灯(新盆用)

盆提灯 相極 柾 白紋天
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白提灯は、一般的に新盆でのみ用いられる白い提灯です。ご先祖さまの霊がまっすぐ自宅に帰るための目印として、白い盆提灯(白紋天)を玄関や窓やお仏壇、盆棚の前に飾ります。

大内行灯

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大内行灯は、通常の盆提灯用に飾られる、床置き型の提灯です。3本足で、中央に火袋(盆提灯の明かりが灯る部分)、その上に雲手が付いたデザインです。火袋の灯りが単色のものと、筒が回転する回転灯タイプがあります。なかには家紋を入れたものもあります。家紋を入れる場合は製作期間(約2~3週間)を考えて注文する必要があります。

御所提灯

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御所提灯は、つぼの形をした吊るし型の提灯です。岐阜で製作されて有名になったことから「岐阜提灯」とも呼ばれています。吊るし型の提灯は天井にフックを取り付けて吊るすか吊るし棒を利用するかして、お仏壇または精霊棚の両脇に一対ごとに飾ります。

切子灯籠

切子灯籠(きりことうろう)は、角のない多面体の火袋と下方に紙などを垂らしたデザインが特徴的な吊り灯籠です。浄土真宗で用いられる場合が多く、お盆では白・赤・紺の3色の紙でできた切子灯籠をつかいます。

【画像 左】真宗大谷派(東) 【画像 右】浄土真宗本願寺派(西) 

御殿丸提灯

御殿丸 別一丸 黒
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御殿丸提灯(ごてんまるちょうちん)は、球形の火袋の下輪に房を吊るし、上部に手板を付けた吊るし型の提灯です。主に九州・山陰山陽地方で親しまれています。御所提灯とあわせて飾るときは、御所提灯をお仏壇のそばに、御殿丸提灯を外側に吊るします。

住吉提灯

住吉提灯(すみよしちょうちん)は、円筒形の長細い吊るし型の提灯です。名前の起源は博多にある住吉町とされています。主に九州・山陰山陽地方で飾られています。御所提灯と一緒に飾るときの配置は、前項の御殿丸提灯と同じです。

門提灯

門提灯(かどちょうちん)は、玄関など屋外に吊りさげるお迎え提灯です。特に迎え火のときに玄関先や縁側に飾って、ご先祖さまの霊が迷わずに家へ戻れるようにする役割があります。火袋に家紋や家名をいれることが多いですが、その場合は製作に2~3週間ほど時間がかかるため、スケジュールを考慮して注文する必要があります。

霊前灯

霊前灯

霊前灯は、置くタイプの提灯の一つです。ここまで紹介してきた提灯がはお盆に故人やご先祖様の霊が帰ってくるための目印としての「盆提灯」であるのに対し「霊前灯」は祭壇やお位牌を照らし、安らかに送り出すためもの。盆以外にも四十九日法要までの祭壇で使用することも多いです。

モダンタイプの提灯(ミニサイズ・LED・コードレスなど)

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ミニサイズの提灯やLEDを使用したもの、コードレスなど、モダンタイプの提灯もあります。利用目的や期間を問わず、お盆以外でもインテリアとして使用できます。

いろいろな種類の中から自分に合う盆提灯を選ぶ方法

ここまで紹介したいろいろな種類の中から、自分に合う盆提灯はどのように選べばよいのでしょうか。

仏間がある場合は、仏間や仏壇の大きさにあわせて選ぶとよいでしょう。しかし、最近では、住環境の変化にあわせて、小型でモダンなタイプのお仏壇に買い替える人が増えてきています。そのような方には、お盆期間でなくても自室に置ける、おしゃれな盆提灯もおすすめです。デザイン性の高いお仏壇にモダンな盆提灯を合わせる家庭が今後はさらに増えていくでしょう。

また、こうした新しい盆提灯は従来型のアイデンティティーを残しながらも、和室でも洋室でも、お部屋のテイストを選ばずに置くことができるという利点もあります。

盆提灯を贈るときは送り先のご家族のことも考えて

盆提灯を贈るときには、お盆の月初め(新盆であれば7月、旧盆であれば8月)には届ける必要があります。

盆提灯は本来「一対」で贈りますが、1つだけ贈っても大丈夫です。なお、提灯を選ぶときには飾る場所なども考慮しましょう。設置場所の有無やお持ちの盆提灯の種類について、送り先のご家族に前もって確認を取るのが望ましいです。のし紙をかける場合の表書きは「御仏前」が一般的ですが、「御供」でもよいでしょう。

お気に入りの盆提灯に灯りをともそう

以前から種類が豊富な盆提灯。それに加えて、いまどきの盆提灯はデザインがさまざまで、迷ってしまうこともあるかもしれません。

しかし難しいきまりはありませんから、インテリア探しのように選ぶ時間を楽しむのもよいでしょう。お仏壇やお部屋に合う、お気に入りの盆提灯が見つかるはずです。