小さいお仏壇のすすめ。モダンでおしゃれな最新のお仏壇をご紹介

お仏壇

お仏壇ときくと、立派で大きな黒塗りのものを想像する人も多いかもしれません。

最近の仏壇店に並んでいる小さいサイズのお仏壇に替えたいと思っても「自分の家の宗派はそれでよいのか」と悩んでしまう人もいるでしょう。この記事では、小さいお仏壇や今風のモダンなお仏壇を検討している方に向けて、適したお仏壇を紹介します。

小さなお仏壇でも大丈夫?

小さなお仏壇を購入するにあたって「既存よりも小さいお仏壇を買うのは、ご先祖様への失礼にあたらないか」「高価なお仏壇を処分するとバチがあたるのではないか」と心配に思う方は珍しくありません。

結論から言いますと、小さなお仏壇に替えてもご先祖様への失礼になるということはありません。供養において大切なのは、ご本人のお気持ちです。お仏壇を替えることによって日々、身近な場所で故人とのつながりを感じることができれば、それだけで充分な供養になります。また、宗派によってお仏壇の大きさが定められているということもありません。

ただし、どうしても不安だということであれば、小さなお仏壇に買い替える前に、お世話になっているお寺さまに相談するのもよいでしょう。

小さなお仏壇が人気の理由

最近では仏間のある住宅に住む方が少なくなってきました。

近年、とりわけ10年ほど前から小さなお仏壇を選ぶ人が増えてきています。なかには購入者の半数以上が家具の上に置くことができる「上置型仏壇」を選んでいるという仏壇店もあるほどです。小さなお仏壇が選ばれる理由としては、以下が挙げられます。

・マンション、狭小住宅の増加により仏間や和室がある家が少なくなった

・宗教観の変化でいままでより自由に供養したいという人が増えた

・お仏壇を引き継ぐ世代がおらず自分たちの代で終わるから、処分時の負担を減らしたい

・子どもたちがいずれ引き継ぐ予定なので、できるだけ負担をかけたくない

・小さなサイズのほうが掃除など管理しやすい

・本家に仏壇があるけど、自分の家庭でも故人を供養したい

このように、ご家庭によって小さなお仏壇を検討する理由はさまざまですが、やはり住環境の変化に伴ってお仏壇も部屋に馴染むものを選びたいという方が多いようです。

それを承けて、最近では多様なインテリアに合わせられるお仏壇が登場しています。

小さいお仏壇の種類

現在ではミニ仏壇ひとつとっても伝統型の形から家具調のお仏壇まで、バラエティに富んでいます。それぞれの特徴を紹介しますので、あなたが心穏やかに故人を供養できそうなお仏壇を選ぶようにしましょう。

ミニ仏壇(伝統型仏壇)

伝統的な仏壇でも仏具の色を明るくすると印象が変わります(16号 箱段)
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小さめとはいえ伝統的な祀り方をしたいという方には、伝統型のミニ仏壇が最適です。昔ながらの唐木仏壇であっても、高さが55cm(18号)、幅45cm程度の小ぶりなお仏壇があります。紫檀や黒檀の重厚感ある色味や質感の木材を選べば、これまでの伝統型仏壇に近い雰囲気を感じられるでしょう。

ミニ仏壇(家具調モダン仏壇)

スモーキーなホワイトカラーの扉がかわいい。他にピンクやブラウンも(オリジナル仏壇KASANE)
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仏教的な祀り方でも自由な祀り方でも最も融通が利きやすいのが、ミニサイズの家具調モダン仏壇です。デザインが多彩でサイズ展開も一番多いのがこのタイプの特徴で、高さ40cm未満(12号サイズ未満)のものから、さまざまなサイズ展開がございます。家具でもよく使用され親しまれているクルミやウォールナット、ナラを用いたお仏壇などもあり、場所を選ばずに置くことができます。

オープンタイプ

5色のファブリックから選べるからどんなインテリアにもフィット(HAJIME)
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「オープンタイプ」のミニ仏壇は、写真や位牌だけなど、あまり仰々しくならずに飾りたいという方に向いています。部屋のどこからでも写真や位牌などが見えるため、故人をより身近に感じられるのがオープンタイプの特徴です。無宗派の方にもおすすめできます。

その他(壁掛けタイプや写真立て一体タイプ)

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お仏壇のなかには、壁掛けタイプや写真立てと一体化したタイプもあります。最近では部屋のインテリアの一部として馴染むように、デザイン性の高い仏壇が多数用意されています。

お仏壇選びで注意すべきポイント

的や住環境に合うタイプのお仏壇が見つかったら、具体的なお仏壇を選ぶ前に確認しておくべきことがあります。注意すべきポイントは以下の3点です。

・置く予定の場所をあらかじめ決めておく

・仏教的な祀り方をする場合は宗派を確認しておく

・位牌などが既にある場合は大きさを測っておく

「置く予定の場所」と改めて言われると、仏間が家になかったり、設置時の正しい方角や宗派ごとの決まりなどが気になったりする人もかもしれません。しかし、お仏壇を置く場所は仏間に限らず、洋室、和室、リビング、ダイニング、寝室どこでも大丈夫です。また、方角や宗派による置き方なども特に決まりはありません。

あえてポイントを挙げるとすれば「できるだけ家族が集まる身近な部屋に置く」ということです。日々の暮らしなかで朝晩のご挨拶をすれば、ご先祖さまも寂しさを感じることなく、あなた自身も心豊かに生活できるでしょう。

各家庭のライフスタイルに合わせてお仏壇を選びましょう

供養や信仰はお仏壇の大きさで測れるものではありません。それぞれの生活スタイルに馴染むお仏壇を選ぶことで、あなたが心を落ちつけて手をあわせることのできる場所、そしてあなたなりの供養のかたちを見つけましょう。